こんにちは♪
着物を着れる喜び、着る楽しみを提供する着物コンシェルジュの
黒田 浩一です。
RSKラジオ「ごごラジViViッと」毎週火曜日レギュラー出演中
私の着ている着物は吉野格子の縞大島です
今日は「詫び寂」の寂の色と至高の色(最高の色)のお話
先ずは寂(さび)の色から先週お話した艶(つや)の裏側にあるのが寂
寂(さび)は上品で簡素で目立たないがしっかりとした美しさがある。
日本独特の色で難しく言えば閑寂(かんじゃく)な情趣(じょうしゅ)の色
粋と重なるが、粋は現代に色気を残している
寂は枯れている
粋はアクセントカラーを効かせるが、寂はどこまでも落ち着いて靜。際立った対比が無い
代表的なのが千 利休、お茶の世界
利休が長次郎に焼かせた楽焼、黒楽。茶色がかって光沢もない。
全てをそぎ落とした、無駄のない世界観 いいですね~~~
寂の色とは、ネズ色や茶色、沈んだ草色などの渋く、枯れて淡い、味わいの色、本当の大人の色かな?
次に至高の色
至高とはこれ以上ない、もう最高!!!と言う感じ。
その至高の色とはどんな色でしょう?(日本人の感性で)
金色!!!
黄金の国ジバング!!!
現実を越えた神聖さを表す黄金の色
金は自然界には存在しない色
天上の聖なる色
だから金は自然界を越えた至高の世界を作り出しいてます
今でも、金屏風を見るとおごそかな気持ちになりませんか?
(今の若い人、金屏風って知っているかな?)
例えば、洛中洛外を書いた屏風絵は金箔の雲が描かれている
これは「金はすべての上に君臨する」事を意味している
仏像の多くも金で覆われています
高台寺蒔絵に代表される、金蒔絵の漆芸(しつげい) 、黒と金の世界
金と黒の配色はもっとも日本的な配色
金は、われわれ日本人には贅沢品と言うより至高の世界の表現とみる感覚が強い
神聖な黄金の色こそが至高の色なんです
但し、神聖さが大切なんです
貴方に合った帯結び教えます「いづみの着付教室」
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